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最初が肝心
お迎え後3日間ほどは、新しい環境に慣れるまで、
色々な面で、ワンちゃんとの我慢比べと思ってください。
今後の育て方の第一歩! 何でも最初が肝心です。
決して甘やかす事なく、温かい目でしっかりと見守ってあげましょう!
- 到着後、用意していたゲージに入れ、ボウルに水を入れ、30分から1時間休ませてあげてください。
- 移動の際、食事を抜いている場合が多いので、その間にワンちゃんを構わず、食事の用意をしてください。最初の食事は、なるべくお湯でふやかし15分ぐらい置いてから、スプーンでつぶして、消化しやすいようにして、与えてください。ペースト状の缶詰めのフードをスプーン1から2杯分加えたり、子犬用ミルクをふりかけたりすると、よく食べることがあります。
- 少し休ませたら、家族とご対面。部屋の中を歩かせたりしてもかまいません。この時、床をクンクン臭いをかぐ行動をしたら、おしっこです。最初おしっこをしたら、トイレシーツにしみこませ、トイレトレーの中にはさんでください。また、次回外に出すときは、その位置にトイレシートを置くと、シートの上でする習慣のある子は、そこでします。
- 少し運動したら(30分ぐらい)、食事を与えてください。
- 食後30から60分以内に、うんちをすることが、よくあります。においますので、すぐわかります。うんちをしたらすぐとってあげてください。そのままにしておくと食べる子もいますし。食糞癖を付けることにもつながります。
- 翌日から2・3日はゆっくり休ませてあげましょう。
可愛いワンちゃんですから抱っこしたいことでしょう。食事の前などに30分程度の時間を決めてかまって上げてください。
とにかく子犬は疲れとストレスが溜まっていますから、特に到着後3日間ほどはゆっくり休ませてあげましょう。 - 室温に注意しましょう。
特別に難しく考える必要はありません。犬も人と同じです。
寒い時は犬も寒い、暑い時は犬も暑いのです。この心配りを忘れないでください。
犬種によっても、熱いのが苦手な犬種と、寒いのが苦手の犬種と、両方とも苦手な犬種がいます。 - ケージやサークルから出して欲しくて騒いでも決して出してはダメです。
子犬がケージから出たがってキャンキャン泣いても負けて出さないで下さい。
最初の内は興奮して騒ぎます。
負けて出したら癖になります。
食後に遊んで上げる時に出してあげるなど小さい内はルールを決めて対応して下さい。
ここで負けて出してしまうと騒いだら出してもらえると学習してしまいます。 - 3日間ほどの夜泣きは当たり前です。泣いてもケージから出さないでください。
泣いても決して負けて、ケージから子犬を出さないでください。
それから、寝床に連れて行くなどあまやかさないでください。
特にテリア系は、厳しくしましょう。
本能的に親犬や兄弟との生活を思い出し、寂しがっているのです。
これからはあなたが家族であり親ですよ。
なお、親の匂いが付いた布切れが欲しいと要望される場合もありますが、これは新しい環境に馴染まないことにもつながり、おすすめできません。
もう、親離れしたのですから…。 - トイレは位置を決めたら動かさないで下さい。
寝床は狭くて構いません。
(ケージや運搬用のペットボイジャーなど)トイレは離して広めに確保し(ここはサークルなど)、食後にだっこして用意したトイレに連れていきます。
広めにしておくと、そこで動く事により、利尿作用が生じます。
その内に、自分でそこに移動してトイレを済ませるようになります。 - 子犬は1日20時間寝ています。
朝晩お帰りになってから時間を決めて、充分に遊んであげてください。
その他、ペットと暮らすための必要な基本知識はこちらです。
- あまがみについて
子犬は生後約4ヶ月間は、歯が生え変わるまであまがみがあります。
その場合、まずは背中をなでるようにし、それから後ろ向きにし、胸と下あごを押さえます。
下あごを押さえると噛めない状態になります(マズルコントロール)。
それを繰り返す事により、そのうち学習して噛まなくなります。
また、ペットショップで、甘噛み用のおもちゃ(ロープ)や、ボーンがありますので、与えてみてもかまいません。 - お散歩デビューとシャワーについて
お散歩やシャワーは90日ワクチンが終わって1週間目のデビューと考えて下さい。
但し、子犬をダッコして外に連れて行くのは構いません。
また、お尻が汚れている場合などは部分洗いや蒸しタオルで拭いてあげる分には構いません。
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