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子犬にやさしい、ブリーダーダイレクト

生まれたばかりの子犬にとって、一番大事なのは、生後8週齢まで母犬や兄弟犬と一緒に過ごすことです。

子犬の8週齢規制

2013年9月施行の動物愛護管理法の改正時に、子犬を生後56日まで、親犬のいる生まれた犬舎から、出してはいけないことになりました。
しかし、業界団体の要望で、急にこの規制をすると混乱を招く等、訳のわからない理由で、移行期間として3年間は生まれた日を0日とし、生後45日まで、その後は生後49日と、段階的に行うようになってしまいました。
ただ、生後56日まで犬舎にて親犬や兄弟犬と社会化期を過ごさせることは、世界的には常識で、犬にとっても好ましいことであることは、間違いありません。
飼い主様にお願いしたいのは、飼い主の立場で、自主規制をしていないところ(ペットショップや一部の生体陳列型ブリーダー直営店)からの子犬の購入を控えて頂くほかありません。
また、見るからに誕生日偽装をしていると思われる未熟な生体も最近よく見かけます。
不安に思ったら、信頼できる動物販売士、または動物愛護センターにご相談ください。

子犬早期引き渡しの危険

「子犬の流通経路の危険」でも、触れましたが、生後45日未満の子犬を母犬や兄弟犬から引き離すことは、子犬の将来を考えると、とても心配なことです。

生後21日目から始まる「子犬の社会化期」は子犬に取って大変重要な時期です。

この時期に何を覚えてどんな風に成長して行くのかをご理解いただければ、子犬を迎えてからの育て方、付き合い方のイメージもわくことでしょう。

そして、子犬を迎える時期や飼育環境がいかに大切かをご理解いただけると思います。

子犬の社会化期とは
子犬が飼い主(子犬から見たらリーダー)や仲間、 さらに外部の人間や犬などになついて行く過程のことを言います。

この時期が最も大切な時期であり、子犬の生涯を決めるほど重要な時期なのです。

子犬の成長過程は、
 1.新生時期  0~2週
 2.移行期   2~ 3週
 3.社会化期  3~12週
 4.少年期   4ヶ月~1年
の4段階に分類されます。

一般的に国内のペットショップ及び仲介業者における購入時期は、生後2ヶ月位がほとんどであり、社会化期の最中に購入するケースが多いはずです。

社会化期のスタートが3週齢ですから生後21日となり、終わりが約3ヶ月です。

この時期に親犬や兄弟と遊んだり、喧嘩したりしながら自然に学び、 また飼い主であるリーダーから学ぶことが、成犬になってから他の犬や人間と上手に付き合っていく能力を育成することになるのです。

母犬や兄妹犬と過ごす社会化期前半+飼い主さんと過ごす社会化期後半

ドッグブリーダーズ ダイレクトクラブ リアンでは、特に小型犬は生後56日未満(8週齢)の子犬を母犬や兄弟犬から引離し、お客さまにお渡しすることはいたしません。
大型犬でも、50日以降とさせていただいております。

つまり、犬社会のルールを学ぶという意味の社会化期は、約2ヶ月間、十分過ごしている訳です。

その後の約1ヶ月間の社会化期後半はお客さまがリーダーとなり、人間社会のルールと、その後家庭ごとのルールを教えてあげるという訳です。

生後2ヶ月過ぎと言うと、2回目のワクチン接種はまだ1ヶ月くらい先ですから、この時期は家の中に閉じこもってばかりで、色々な経験をさせてあげることができないのでは、と思われるでしょう。

そんなことはありません!ワクチン接種前でもちょっとした工夫で色々な経験をさせてあげることができます。

★抱っこしてのお散歩は構いません。 いろいろな物音に慣れさせてあげましょう。
★直接の接触は厳禁ですが、公園などワンちゃんが集まる場所に抱っこで参加してみましょう。
★時間を決めてメリハリをつけた遊び方をしましょう。
★チャイムや電話の呼び出し音にも慣れさせましょう。
★車に乗せる、夜に外出してみるなど、あらゆる経験をさせるのに早いことはありません。
★眼鏡をかけた人、ひげのはえた人、など、たくさんの人と会いましょう。

とにかく、これから生きて行く社会のあらゆるものに慣れさせることが重要です。

この頃の子犬は、まだ自我がそれほど強くないので、自然に吸収して行けます。

ただし、子犬には眠るという重要な仕事があります。1日の睡眠時間は十分に取ってあげて、あまり疲れさせないようにしましょう。

社会化期にいろいろなことを十分学べないとどうなるの?

この大切な時期に早期に親犬から引き離されたり、人間との接触のない子犬は良きパートナーに成長できずに、「問題行動」をとる可能性が高くなります。

例えば

  1. 幼い時から外で飼われた犬には、噛み付く、ムダ吠えなどが多い。
  2. 遊んでもらったり、散歩したり人間との接触が不十分な場合、飼い主や仲間から孤立し非社会的になってしまう。
  3. 過保護に育てた場合は、依存心の強い子になり社会に適合できず情緒不安定になる。
    また自分を人間と思い込み社会化が上手くされない性格になり、他の犬に攻撃的になったり、極端に物怖じしたり、性的にも不能になることもある。
    一方、母犬や兄弟犬から引き離すのが遅れると今度は犬仲間におぼれ、 人間との連帯感が持てずしつけや訓練がむずかしい犬になってしまいます。
    犬は群れを形成する動物ですから人間にとってよい伴侶にもなり、 家族の一員として一緒にいることで幸せになれるのです。

これは、3ヶ月齢までの大切な社会化期で決ってしまいます。

この社会化期段階の重要性から考えると、 ペットショップなどに陳列されて子犬がいつ頃から陳列されているのかが重要なポイントとなります。

生体市場であるオークション(ペットパーク)から仕入れた子犬は、残念ながらこの大切な時期を逃しているケースが考えられます。

感染症の問題に加え、子犬の社会化期を考えても店頭陳列販売では、デメリットが覆いと言わざるを得ないでしょう。

また、ブリーダーや仲介業者を通して直販してもらう場合も、生後45日未満の子犬を何の説明も無しに販売しているとしたら、同じ危険が予想されます。

こういった犬の生態を理解していただくことが、「正しい飼養者」ということでしょう。

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