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ワクチンについての基礎知識

毎年接種しなくてはならないワクチンは、2種類
狂犬病のワクチンと、感染症防止の混合ワクチンです。

まず、混合ワクチンについてですが、子犬はまだ抗体がしっかりしていないので、成犬では、かからない感染症にもかかりやすい傾向にあります。

尚、混合ワクチン接種時は、その地域によって注意しなくてはいけない感染症が有る場合がありますので、なるべく同じ地域の動物病院での接種をおすすめします。

ワクチンの種類

生ワクチンで、5番目までが、混合5種です。

  1. 犬ジステンパー
  2. 犬パルボウイルス感染症
  3. 犬アデノウイルスI型感染症(犬伝染性肝炎)
  4. 犬アデノウイルスII型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
  5. 犬パラインフルエンザ
  6. 犬コロナウイルス感染症
  7. 犬レプトスピラ病黄疸出血型
  8. 犬レプトスピラ病カニコーラ型
  9. 犬レプトスピラ病へブドマディス

ワクチン接種時期はいつが良いのか?
色々な本を読んでも、ペットショップやブリーダーに聞いても、そして獣医に聞いても見事にバラバラな答えが返ってくるのがこの問いですね。
それはなぜか、簡単にご説明しましょう。

子犬・猫は、母親の母乳を飲んでいるうちは移行抗体によって守られています。
この抗体はあらゆる病気に対して免疫物質を多く含んでいます

たまに母乳を飲む力のない弱い子や、初乳をうまく飲めなかった子は、免疫力が弱いために死に至ることが多かったり、病弱な子になることもあります。

しかし、生後3週間~4週間ほどしますと母乳から離乳食に変わり、移行抗体も42日から50日で消滅してしまうのです。

そのために移行抗体が切れた頃にワクチンを接種する訳です。

その切れるタイミングがはっきりしているなら、前述のバラバラもなくなるでしょうが、個体差があることがこのバラツキの原因になっているのです。

ワクチンが効いているかどうか調べるには、血液検査をし高いお金と時間を掛ければ可能ですが、これよりもワクチンを打った方が早く安く済むわけです。
検査結果を待つ間に発症したら意味がありません。

それでは、42日目に打てば良いのか?そんなことはありません。
移行抗体が残っている内は、ワクチンを打ってもバウンドし抗体が作れないからです。

従ってダメ元で、42日目から50日頃に1回目を打って、それから3週間~1ヵ月後に2回目、さらにそれでも移行抗体が残っている場合もあるため、また3週間~1ヶ月おいて3回目を打つ場合もある訳です。

移行抗体の切れるタイミングが判れば1回で済むのですがね。恐いのは、42日目に打っても効いていなくて(効いているか否かが判らない) 2回目に打つ間に感染する場合ですね。

それは1回目を50日で打っても60日で打っても同じことです。
従って一般的には2ヶ月目と3ヶ月目の2回打つケースが多い訳です。
ところによっては、念押しにさらに1ヵ月後に3回目を打つケースもあります。
ベターなのは、あなたのお宅に届く前にも、ブリーダー段階で1回目を打つことでしょう。

ワクチンを打たないと伝染病になり易いのか?
答えは「万一に備えたもの」と言った方が正解かも知れません。
感染症は100%外部要因によるものだからです。

感染源であるウィルスと接触しない限りは、発症することはあり得ないのです。

例えば最も恐いとされているパルボウィルスは、感染した犬の糞、嘔吐物、それに接触した人の手足などから経口感染するものです。

しかし、発症するまでに潜伏期間(おおよそ1週間~2週間)がありますから、気付いた時にはすでに手遅れで全滅したりする訳です。

今までにこんなペットショップ、ブリーダーをたくさんみてきました。
ウィルスをどこで拾ってしまうか誰にも予測できませんね。
ワクチンによる抗体は1年で切れてしまいますから1年後にまた接種しなければなりませんが、その接種をしていないために感染している犬との接触だって色々な場面で考えられます。
お散歩の時に接触したり、ドッグランで遊ばせている間に起りうることなのです。

従ってお互いに予防措置を施すことが義務付けられている訳です。
こんな場面を考えると、「万一に備える」と言う表現は適切でないことがお判りいただけるでしょう。

ワクチンにはどんな種類があるの? どんな伝染病に効くの?
ワクチンには「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類があります。
生ワクチンは 読んで字のごとく、生きているウイルスです。

弱毒株と言われる弱いウイルスなのですが、接種後、体内で増殖し、病気に感染した状態になります。
この過程で抗体ができるので非常に強力な免疫力がつきます。

一方、不活化ワクチンの方は、殺したウイルスを材料にしているので接種後の増殖はありません。
このため、生ワクチンに比べると免疫力が弱く、持続力も劣ります。混合生ワクチンで抑えられる(予防出来る)伝染病がほとんどです。

予防出来る病気の中には、人にも感染することがある「人畜共通感染症」もありますので、要注意です。

混合の種類は多ければ多いほど良い訳ではありません。
いわば、毒を注入するのですから、それなりのリスクがあることは理解しなければなりません。

一時的に弱ったり、アレルギー反応を起こしたりする子もいます。何種混合が良いのかは、信頼できる獣医師によく相談した上で、決めると良いでしょう。

ちなみに、ドッグリアン東京の愛犬達には、1回目は混合6種、2回目は混合8種、そしてそれ以降は混合9種を接種しています。
混合6種は、犬だけに感染する感染症の予防に有効ですが、7種以降は、人畜共通感染症にも有効です。ただ9種は、それぞれの抵抗力が少し抑えられているようです。
ご家庭の愛犬には構いませんが、多頭飼育の場合は、8種をお勧めします。

また、狂犬病の予防ワクチンは、必ず接種しましょう。
幸い、日本には50年以上発症例はありませんが、予防接種をしていないと、一斉に感染が蔓延しかねません。犬だけでなく人も死亡する感染症なので、予防は絶対必要です。
また、狂犬病という名前ですが、猫も同じように感染します。

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