ブリーダーの育てる犬を子犬販売するドッグリアン東京

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子犬の社会化期とは

子犬が飼い主(子犬から見たらリーダー)や仲間、 さらに外部の人間や犬などに、なついて行く過程のことを言います。

この時期が最も大切な時期であり、子犬の生涯を決めるほど重要な時期なのです。

子犬の成長過程は、

1.新生時期  0~2週                   
2.移行期   2~ 3週                   
3.社会化期  3~12週 (前期3~8週、後期9~12週)
4.少年期   4ヶ月~1年
の4段階に分類されます。

一般的に国内における購入時期は生後2ヶ月位がほとんどであり、社会化期の最中に購入するケースが多いはずです。

社会化期のスタートが3週齢ですから生後21日となり、終わりが約3ヶ月です。

この時期に親犬や兄弟と遊んだり、喧嘩したりしながら自然に学び、 また飼い主であるリーダーから学ぶことが、成犬になってから他の犬や人間と上手に付き合っていく能力を育成することになるのです。

母犬や兄妹犬と過ごす社会化期前半+飼い主さんと過ごす社会化期後半

ドッグブリーダーズ ダイレクトクラブ リアンでは、生後60日未満(8週齢)の子犬を母犬や兄弟犬から引離し、お客さまにお渡しすることはいたしません。

つまり、犬社会のルールを学ぶという意味の社会化期は、約2ヶ月間、十分過ごしている訳です。

その後の約1ヶ月間の社会化期後半はお客さまがリーダーとなり、人間社会のルールを教えてあげるという訳です。

生後2ヶ月過ぎと言うと、2回目のワクチン接種はまだ1ヶ月くらい先ですから、この時期は家の中に閉じこもってばかりで、色々な経験をさせてあげることができないのでは、と思われるでしょう。

そんなことはありません!ワクチン接種前でもちょっとした工夫で色々な経験をさせてあげることができます。

本当は、12週齢まで、母犬や兄弟犬や、そのほかのお友達犬と一緒遊び社会化期を過ごすのが犬にとっては良いのでしょうが、愛犬(Pet Dog)として、新しい家族の一員として認識させやすいのは、8週齢です。

その分、あなたが、9週齢がら12週齢までの社会化期後期に、しっかりと人間社会のルールを教え込んでください。

どうしたらよいかわからない方は、しつけ教室をお勧めします。

  • 抱っこしてのお散歩はOK! いろいろな物音に慣れさせてあげましょう。
  • 直接の接触は厳禁ですが、公園などワンちゃんが集まる場所に抱っこで参加してみましょう。
  • 時間を決めてメリハリをつけた遊び方をしましょう。
  • チャイムや電話の呼び出し音にも慣れさせましょう。
  • 車に乗せる、夜に外出してみるなど、あらゆる経験をさせるのに早いことはありません。
  • 眼鏡をかけた人、ひげのはえた人、など、たくさんの人と会いましょう。

とにかく、これから生きて行く社会のあらゆるものに慣れさせることが重要です。

この頃の子犬は、まだ自我がそれほど強くないので、自然に吸収して行けます。ただし、子犬には眠るという重要な仕事があります。

1日の睡眠時間は十分に取ってあげて、あまり疲れさせないようにしましょう。

社会化期にいろいろなことを十分学べないとどうなるの?

この大切な時期に早期に親犬から引き離されたり、人間との接触のない子犬は良きパートナーに成長できずに、「問題行動」をとる可能性が高くなります。

例えば
1. 幼い時から外で飼われた犬には、噛み付く、ムダ吠えなどが多い。
2. 遊んでもらったり、散歩したり人間との接触が不十分な場合、飼い主や仲間から孤立し非社会的になってしまう。
3. 過保護に育てた場合は、依存心の強い子になり社会に適合できず情緒不安定になる。
また自分を人間と思い込み社会化が上手くされない性格になり、他の犬に攻撃的になったり、極端に物怖じしたり、性的にも不能になることもある。

一方、母犬や兄弟犬から引き離すのが遅れると今度は犬仲間におぼれ、 人間との連帯感が持てずしつけや訓練がむずかしい犬になってしまいます。

犬は群れを形成する動物ですから人間にとってよい伴侶にもなり、 家族の一員として一緒にいることで幸せになれるのです。

これは、3ヶ月齢(12週)までの大切な社会化期で決ってしまいます。

この社会化期段階の重要性から考えると、 ペットショップなどに陳列されて子犬がいつ頃から陳列されているのかが重要なポイントとなります。

生体市場であるオークションから仕入れた子犬は、残念ながらこの大切な時期を逃しているケースが考えられます。

感染症の問題に加え、子犬の社会化期を考えても店頭陳列販売では、デメリットが覆いと言わざるを得ないでしょう。

また、ブリーダーや仲介業者を通して直販してもらう場合も、生後45日未満の子犬を何の説明も無しに販売しているとしたら、同じ危険が予想されます。

こういった犬の生態を理解していただくことが、「賢い購入者・飼養者」ということでしょう。

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