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犬の成長段階

生後～3か月（12週齢）は、幼少期、移行期を経て社会化期が始まります。
社会化期では環境に興味を持ったり周囲の個体との社会的な関係を築く性格形成に大切な時期です。
3か月～1年（12か月）は、青年期。大人になっていき、性成熟を迎えます。
1年～5年は、成犬期です。心も体も大人の仲間入りをします。
6年～7・8・9・10・11年は、中年期は、成人病に注意しなければなりません。
超大型犬は7年、大型犬は8年、中型犬は9年、小型犬は10年、超小型犬は11年が目安です。犬種によっても、多少異なります。
7・8・9・10・11年～9・10・11・12・13年　中年期より約2年が、
高年期です。食事等の見直しが必要です。低カロリーな食事に変えましょう。
9・10・11・12・13～11・12・13・14・15年　　高年期より約2年後が老年期です。老犬期様々な老化現象があります。耳が遠くなったり、目が見えなくなったりもありますし、痴呆もあります。

犬の年齢換算早見表

犬の年齢	人の年齢	犬の体や心の変化
1ヶ月	1歳	生後～10日齢までは幼少期で親犬無しでは生きていけません。13～20日齢に移行期に入ります。五感の発達が始まる時期です。
2ヶ月	3歳	親離れの時期です。他の動物や環境に適応させる時期でもあります。
3ヶ月	5歳	永久歯に生え変わる時期です。
6ヶ月	10歳	永久歯が生えそろいます。散歩や運動の開始時期でもあります。
1年	17歳	小型犬や中型犬は成長が完成します。
1.5年	20歳	成犬期。心も体も大人の仲間入りをします。
2年	24歳	大型犬の成長が完成します。
3年	28歳	やんちゃな性格が大人しくなってくる時期です。
4年	32歳	成犬期。
5年	36歳	成犬期。
6年	40歳	中年期。成人病に注意しなければなりません。
7年	44歳	超大型犬の老齢期が始まる時期です。
8年	48歳	大型犬の老齢期が始まる時期です。そろそろ食事等の見直しが必要です。
9年	52歳	高年期。低カロリーな食事に変えましょう。
10年	56歳	高年期。中型犬の老齢期が始まるっています。
11年	60歳	老犬期。様々な老化現象があります。
12年	64歳	老犬期。小型犬の老齢期が始まります。
13年	68歳	老犬期。
14年	72歳	老犬期。
15年	76歳	老犬期。
16年	80歳	老犬期。
17年	84歳	老犬期。
18年	88歳	老犬期。
19年	92歳	老犬期。
20年	96歳	老犬期。
21年	100歳	老犬期。
22年	104歳	老犬期。

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老犬期の始まる年齢（犬のサイズで異なります）

ペットフードの年齢別フードや処方食の開発により、寿命が長くなる傾向にあります。
　◎超小型犬 12歳～18歳
　◎小型犬 12歳～16歳
　◎中型犬 10歳～15歳
　◎大型犬　9歳～13歳
　◎超大型犬 8歳～12歳

高齢化に伴う疾患

20～30年前までは、犬は10年生きれば寿命だと思われていました。
しかし、飼育環境の変化や飼い主の意識の向上、獣医学の発達により犬の寿命がどんどん延びてきました。
それに伴い、犬の高齢化による問題も出てきました。
　◎痴呆
　◎心不全
　◎僧帽弁閉鎖不全
　◎乳腺腫瘍
　◎子宮蓄膿症

〈痴呆について〉
犬の長寿命化に伴い一番問題になっているのが痴呆です。その理由は痴呆には異常行動が伴うからです。典型的な例が「夜鳴き」です。この夜鳴きにより飼い主が睡眠不足となったり、隣近所からの苦情の元となる場合も有ります。
社会生活でのトラブルの原因にもなる問題になっています。
痴呆は13歳～18歳までに多く発生します。
　◎無反応
　◎夜鳴き
　◎異常な食欲
　◎良く眠る
　◎無目的の歩行
　◎排泄の失敗
　◎狭い所に入りたがり、出て来れなくなる。

この様な症状が痴呆の主なサインです。

痴呆になると住環境の管理や介護の仕方等の勉強が必要になります。痴呆の進行をゆっくりさせる為に適度な刺激を与える事も必要です。散歩や抱っこして外出等も出来るようならわずかの時間でも良いので行いましょう！
他にも仲が良かった犬や人との触れ合いも良い刺激になります。
また、他の病気にも掛かりやすく併発してしまう恐れがありますので健康管理には充分気をつけてください。高齢化の症状に五感の低下があります、勿論運動神経も鈍りますので段差や障害物に注意が必要です。
飼い主の手厚い介護が求められる時期です。長く共に暮らしてきた今までを振り返りながら最後まで頑張って介護してあげて下さい。

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